ブログ

飼っている猫が帰ってこなかった時のリアルな話

こんにちは。
映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。

家ではジョンという猫を飼っていまして、飼い始めてかれこれ5年以上が経ちます。

 

そんなジョンが先日、片脚を怪我して家に帰ってこれない状態になっている所をなんとか発見することが出来ましたので、今回はそんなお話を書いてみたいと思います。

…というのも、飼っている猫が急に居なくなることはどこの家もあるようですし、猫の本能的な部分も少なからずあるため、習性として仕方がないのかもしれませんが、飼っている側からすると心配で気が気ではありません。

ボク自身非常に心配になり、ネットで検索して何か参考になる情報はないかと探すのですが、実体験が書かれたリアルな情報がほぼありませんし、検索に引っかかってくるのは動物病院に通ってもらうための明らかに作られたデマ情報も実は多いものです。

猫を飼われている方の気持ちは分かってはいるつもりです。ボクも猫が大好きで飼っています。

これを読んでいる方はもしかしたら猫が帰ってこない…そんな状況で不安で仕方がないかもしれません。そうした方の参考や、少しでも安堵になればと思い書いてみたいと思います。

 

家から約1Km離れた所でうずくまってた

家は限界集落の山の谷間にあります。なのでご近所や野良猫の事を考えて室内で飼う必要は全くありませんので放し飼いにしています。

…がタヌキや鹿や猪など、野良猫以上に危険な動物も多いため、帰ってくるのが遅いと時々心配になることもあります。実際に丸一日帰ってこなかったこともこの5年間で一度だけあり、その時は軽く怪我をして帰ってきました。

その時は日が暮れてから帰ってきたので、夜中に喧嘩をして、日中は身を潜めていた様子でした。

今回も丸一日帰ってくる様子がなかったので、そのパターンかと思いながらも心配だったので朝も日中も近所の山道を何度か探しながらも日暮れを待ちました。

ところが日が暮れても帰ってくる様子がなかったため、ライトを持って山道を探してみることに。

ジョンは呼ぶと応える猫なので、少し歩いては『ジョ〜ン!』と呼び、反応を見ながらとにかく歩いていきました。

空き家になったお隣さんの家付近で『ジョ〜ン!』と呼んでいると、僅かにジョンの声が聞こえ、その声を頼りに山の中を探し回っているとなんとかジョンを発見することが出来ました。

家から約1km離れた所でした。

片脚を怪我しており、歩くのも困難になっていたため、山の中で身を潜めていたようです。賢い猫なのでボクが来るのをずっと待っているようでした。見つけた時は本当に安堵しましたし、逆にもし探すことが出来なかったとしたら恐ろしくなります。

最初にも書きましたが家は山の中なので、とにかく林だらけ…そうした中でしかも1kmも離れた所で見つけられたのは本当にラッキーだったと言うべきか、ボクがしつこく探し回ったのも良かったのだと思っています。

またボクは山の猟師をしているため、そうした自然を読む感覚は人よりも長けている自信はあります。なので、ジョンや性格やそもそも猫の特性を考えて探すようにしました。

■ジョンは呼べば応える

■猫は夜目が光る

■ジョンは比較的賢い猫

■ジョンは割と犬っぽい性格

などが考えられたため、出来る限り『ジョ〜ン』と呼びかけますが、賢い猫なので応えるのは何回かに数回です。あまりミャーミャー泣くと他の動物にも居場所を知らせることになるため、自分の身に危険が及びます。なのでボクもしつこく同じ場所から何度も呼ぶようにしました。何度も呼べば何回かに一度は応えてくれます。

その何回かに一度の声に集中して、その方角を何度も確認しながらジョンの居る場所を特定していきました。

また日が完全に暮れてしまっていたのですが、猫は夜行性です。目が光るため、かなり強く光るLEDのヘッドライトを持っていきました。そうすることでジョンが遠くに居ても目は光るので、あらゆる場所をライトで当てるようにし、光る目で探すようにしました。

結果的にジョンの声を頼りに場所を特定し、ライトで明確な位置を当てることが出来ました。

今考えれば、よくあんな場所からジョンの声が聞こえたなと思うのですが、こだまややまびこが助けてくれたようにボクは感じています。

山の中から見つけることは精神的にも体力的にも決して簡単ではありませんでしたが、諦めなくてよかったと本当に思っています。

ボクのように限界集落で生活し、放し飼いにしているなんて人は滅多に居ないと思います。大半の人は住宅街で室内飼いだと思いますが、もし猫が居なくなってしまったら、猫の性格や習性を冷静に考えて探すようにしてみてください。

猫は夜の方が見つけやすかったりしますので、暗いからと絶対に諦めないようにしましょう。

 

骨折していると思ったけど打撲でした

見つかってからも心配で気が気ではありませんでした。片脚が2倍以上にパンパン腫れており、全く歩ける状態ではなかったし、脚首からぷらーんとしていたため完全に骨折していると思いました。上の写真は腫れが治まってから。腫れていた時は心配過ぎて写真を撮るどころではありませんでした。

ジョンを見つけたのは日曜日の夜の20:00頃。近所の動物病院の営業時間を調べてみると月曜日の9:00からだったので、それまで看病してジョンの様子を見ながら待つことに。

猫の骨折ってどうなんだろう?と、あまりにも心配だったためネットで検索してみますが、治療費がとにかく高い!と不安を煽ってペット保険に加入させるようなアフィリエイトサイトばかり。有益な情報は一切なかったため、ネットで検索することを即座にやめました。

冷静に気を保ち、翌日病院に行ってみると骨折ではないとのこと。レントゲンで調べてもらって注射を打ってもらって終わりでした。診断、治療費は5,000円ほどでした。

 

徐々に歩けるようになってきた

怪我以降、自分の外出は出来る限り控え、妻とのクリスマスの外食もキャンセルをし、ジョンの看病に時間を使うようにしています。

それから数日が経しましたが徐々に良くなってきている様子で、ようやく安心してこの記事を書いています。

怪我をして以降、ほとんど寝ていますし、ご飯を食べる量も以前よりは圧倒的に少ないですし、水を飲む量もそれだけで大丈夫か?と思うほどですが、猫はそもそもそんなに食べなくても大丈夫なようですね。

とにかく寝ることで身体が治癒していくようで、それを本能的に行っているようです。

💩はまだしていないため、そこが気がかりではありますが、あと一週間もしたら元気になるような気がしています。おしっこも普段は外で済ませているため、室内トイレの習慣がないので部屋のどこかでしないか終始見張っています笑

 

終わりに

猫が帰ってこなかったり、猫が怪我をしてしまったりと、猫を飼っていると心配になることも多いと思います。そうした方の参考になればと思い、今回は書いてみました。

飼っている猫によって、また生活環境によってそれは大きく違ってくると思いますので、あくまでもひとつのケースとして参考にしていただけたらと思います。

そして今回最も大切だと感じたのは一次情報。ついついネットで情報を収集しようとしていますが、そうした情報は二次情報どころか三次情報どころか、ペット保険勧誘のデマ情報も多いと感じます。飼っている猫の事を一番良く知っているのは飼い主です。それを元に冷静になって考えていきましょう。きっと見つかりますよ!