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釣りをし過ぎるとアホになる

こんにちは。
限界集落に住む映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。

この春オーストラリアでの釣り生活以降、久しぶりに釣り熱が発症してしまい釣りキチな日々を送っています。決して釣り上手ではありませんが、釣りをしている日数が人よりも圧倒的に多いため、それなりに良い魚を釣り上げることが出来ています。

 

釣った魚は天ぷらやフライにして美味しく頂いており、メインの食材をスーパーに買いに行く必要のない生活を、ここ一ヶ月は送っております。買うものといったら大葉とかネギとか納豆ぐらいです。マジです。

『釣った魚を自分で食べる』

これは誰にでも出来ることではありませんし、これを出来ているボクは非常に幸せなことであることは間違いないのですが、久しぶりに釣りにハマって感じること。

それは釣りをするとどんどんアホになっていくな〜ということです。

これはどういうことかというと…

 

釣具を必要以上に買ってしまう

例えば釣具を沢山持っているにも関わらず、もっともっとと買いたくなってしまう衝動に駆られてしまいます…というか実際に買っています。先日も釣具屋に入り浸っていました(笑)

魚を釣ることが目的の釣りにおいて、重要なのはルアーなどの釣具ではなく、潮や時間、場所を合わせることです。もっと言えば魚に合わせること。それが出来ればルアーはそれほど関係なく、サイズ等を合わせれば必然的に魚は釣れてくれるのですが、アホになってしまうと色んなルアーを買い集めていくことが目的となり楽しくなってしまうのです。

特にアホだな~と思うのがルアーの選び方。YouTubeを見過ぎている感も否めなく、YouTubeで見たルアーをついつい買いそうになってしまうのです。結局買ったのは二個ぐらいに留まりましたが、まあ見事にアホモードに入っています。

昨今の釣り市場を冷静に俯瞰して見渡してみると、なんとも言い難いものがあるのですが、アホになると気づかないうちに釣り市場にのっかってしまっているのです。

アホになって乗っかることはそれはそれで楽しいことではあるのかもしれませんが、程々にしておかないといけませんよ!と、今アホになっている自分に言い聞かせています。

 

セロトニンではなくアドレナリンが分泌している

人にはセロトニンやアドレナリンなどのホルモンがあると言われています。

セロトニンというホルモンは人を幸福にする作用のあるホルモンで、ボクは常々セロトニンが分泌した人生を送りたいと考えており、それを意識して生活するようにしています。

一方でアドレナリンは興奮したりする時に分泌するホルモンのようで、一時的なパワーや集中力などに向いていると言われています。アドレナリンは一時的にはパワーの出るもののように感じてはいますが、出ると後々疲れる印象もありますし、短期的な幸福は得られても長期的な幸福感は全く得られませんので、ボクにはあまり必要のないホルモンだという認識でいます。

にも関わらず、最近釣りをしているとセロトニンではなくアドレナリンが分泌しているなーと感じるのです。釣りをしていて魚が釣れた時に『オッシャー!』とアドレナリンが分泌し、興奮状態にあるため、集中力などは通常よりもアップしているのですが、そうした興奮していることにどこか楽しさというか快感のようなモノを感じているのです。動物的になっているというかそんな感じがするのです。

要はアホになっているということです。

ボクは勝ち負けという考え方が非常に苦手で、下らないとすら思っています。プロフェッショナルではない人の釣りの競争は本当に下らないと思っています。にも関わらず、興奮することに楽しさを覚えてしまっているし、どこか人よりも釣れている!などと自慢気になっている部分も少なからずあります。これは良くないし本当に下らないなと感じています。

人よりも大きな魚を釣ったり、人よりも多く魚を釣ることなど、本来ボクにとってはどうでも良いことのはずなのに、どこかで人よりも多くの魚を釣ることに悦を感じている所があるように思うのです。まぁ完全にアホになっている証拠です。

 

【以前に友人が釣った思い出のメジロ。この時は友人が良い魚を釣り上げて本当に楽しかった。】

ボクは自分が魚を一匹釣ったら、それを隣の友人にも釣れるように場所を譲りたいと思っていますし、実際にそうするようにしています(セロトニンが分泌します)。自分だけ釣って『どうだ!オレのほうがすごいだろ!(アドレナリン分泌中)』などといった傲慢な考えは、基本的には一切もっていません。

にも関わらず、ここ最近はそうしたことにどこかで悦を感じてしまっているのです。自分のことながら非常に残念です。

 

改めて釣りの楽しさを感じられるように

ということで、これからの釣りを見直していこうと思っています。

自分だけが魚を釣って楽しむ釣りなど本来どうでも良く、一緒に釣りに行った友人とその楽しさを共有したり、釣ってきた魚を家族で美味しく食べたりすることが、ボクの幸せの基準だったりしますし、それが多くの人にとっての幸せの基準でもあってほしいと思っています。

そして少なからずこうしたアホになっている人は、釣り人の中には多い傾向があるように感じています。アドレナリンが分泌しやすい遊びですから。

もし家族や友人でボクのようにアホな人がいるなら、そっと教えてあげましょう。アドレナリンよりセロトニンを分泌するようにしたら?と。