こんにちは。
映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。
2016年の今から4年前の10月9日に、SONY α7sⅡを購入して以来、ハイクオリティな映像と共に自分自身も成長をし歳を重ねてきましたが、偶然にもその4年後となる2020年の10月9日にα7sⅡの後継モデルとなる『SONY α7sⅢ』がボクの手元に届きましたので、こちらのブログで紹介?自慢?をしていきたいと思います。
待ちに待ったこの『SONY α7sⅢ』。
満を持しての発売なだけあり、少し触っただけでもそのハイパフォーマンスな様は一目瞭然です。
ただ、まだ手元に届いて二日足らず…使用頻度に関しては半日程度の状態なので、確かなことなどをお伝えするのは難しい状態。
…なので、今から散々使い倒していく様をこのブログなり、ボクのYouTubeチャンネルなりにまとめて行きますので、興味のある方は追って参考にしていただけたらと思っております。(下のバナーから『α7sⅢ』YouTubeチャンネルに飛びます)
SONY『α7sⅡ』と『α7sⅢ』の大きな違い
今回の記事では『SONY α7sⅢ』を半日使ってみた所での、『α7sⅡ』と『α7sⅢ』との大きな違いについて触れてみたいと思います。
これはスペックの話ではあるのですが、スペックというよりもボクが『α7sⅡ』を使い倒してきたことで『α7sⅡ』にはなかった、歯がゆかった部分といった具合でお伝えできればと思っています。
4:2:2の10bit収録が可能になった
『α7sⅢ』となったことでのもっとも大きな変化は個人的にはこちら。4:2:2の10bit収録が可能になったことですね。『α7sⅡ』の時は4:2:0の8bit収録だったと思います。
映像を撮らない方はこの数字を見ても全く分からないと思いますし、映像を撮る方でも分からない方も多いと思いますが、とても薄く簡単に説明するなら『映像を綺麗に撮れるようになった』ということです。
4:2:0と4:2:2はFHDと4Kの違いほど顕著に出るものではありませんが、ボディブローのように効いてくるイメージで、観れば観るほど深みを感じられる映像となる印象があります。
本来であれば4:4:4という数字が理想的なのですが、業務用としても使われているいわゆるビデオカメラでは4:2:2が使われているため、今回の『α7sⅢ』はようやく業務レベルのビデオカメラになったということが出来るのです。
そして10bit。こちらは2bitながらも8bitとの違いは大きく雲泥の差です。
カラーグレーディングをする方ならご理解いただけますが、8bitだとトーンジャンプするのに対し、10bitならトーンジャンプせず、美しいグラデーションを表現することも可能になるのです。
4K120fpsで撮れる
次に4K120fpsで撮れるようになったことです。
『α7sⅡ』であれば4K30fpsが限界で、120fpsで撮るにはFHDまで落とさなければいけない上に、1.5倍クロップされてしまうという現象まで起きてしまっていました。
『α7sⅢ』なら確か1.1倍のクロップで4Kで120fpsで撮ることが可能なので、『α7sⅡ』よりも圧倒的な映像クオリティで表現をすることが可能なのです。
チルトからバリアングル液晶へ
カメラに付いているモニターがチルトと言われる縦にしか動かないモノから、バリアングルと言われる自撮りも可能なモニターへと変化しました。
こちらは待望にしている方々が多く、SONYもそうした意見を取り入れての採用でしたが、個人的にはチルトに慣れているし、バリアングルだと構図を取りづらいという印象があるのですごくネガティブ要素でした……
…が、使ってみるとなかなか悪くない…というか、YouTube用に部屋で自撮りで撮影する際にはかなり重宝するので、そうした意味ではなかなか良いです。
ただ、実際の撮影での実用性についてはまだ未使用なので謎です。
バッテリーの持ちが圧倒的に良くなった
『α7sⅡ』のバッテリーの持ちは全く信用が出来るレベルではありませんでしたが、『α7sⅢ』は圧倒的なバッテリーの持ちに驚いています。
このバッテリーに関してはαシリーズは『α7Ⅲ』から採用されているため、バッテリーの持ちが悪いのはすでに過去のものとなっているかもしれませんが、『α7sⅡ』からの乗り換えだと、かなり大きな改善点でもう最高です。
今までバッテリー6個とか持ち歩いていましたが、これからは3個で十分そうです。
オートフォーカスがすげー!
『α7sⅡ』はかなりオートフォーカスがバカでしたが、『α7sⅢ』ではそれがかなり改善されています。
感動したのはタッチするとトラッキングが出来ること。
要は撮りたい被写体が決まっているのであれば、それを自動で追従してくれるということです。この機能が素晴らしい!
他の『α7Ⅲ』や『α7RⅣ』などでも搭載されているのか分かりませんが、『α7sⅢ』にはバッチリ搭載されているため、かなり良いですね。
瞳を追ってくれる瞳オートフォーカスもバッチリ効いているため、かなり賢いコンピューターが乗っかっている印象を受けました。
ただフルサイズ。センサーサイズがでかいとどうしてもオートフォーカスがバカになってしまうのはどうしてもあるようです。賢いコンピューターが搭載されたからと言って、オートフォーカスが完璧かと言ったら全くそうではありません。
フォーカスがバカになってしまうところに、賢いコンピューターを入れて、無理に制御をしている感が否めませんので、オートフォーカス、マニュアルフォーカスはキチンと学んだ上で頼っていくと良いでしょうね。
ぶっちゃけ、オートフォーカスはa6300の方が使い勝手は良いです。センサーサイズの小ささはオートフォーカスには正義の気がしています。
まとめ
『α7sⅡ』と『α7sⅢ』の違いはまだまだありますが、大きな違いでいうとこんな所でしょうか。
個人的な印象としては『業務用ビデオカメラをコンシューマー向けにしたSONYのミラーレス』と言った感じなので、これを機にこのスペックが基準化していくのは間違いないでしょうね。
『α7sⅡ』が皮切りだっったように。
ボクもまだ半日程度しか使えていませんので、しばらくは使い倒していこうと思っていますし、YouTubeにガンガンアップしていこうと思っていますので、気になった方はチェックしていただけたらと思っています。