書籍レーベル『40th Century Books』

ボクは漫画を読むのが大好きで、10代の頃はジャンプやマガジンなどの週間連載漫画は制覇していたし、気に入った漫画は単行本を集め、ひたすら繰り返し読んでいた。さらにはボクが子どもの時代に連載されていなかった漫画家たち…例えば手塚治虫にはじまり、水木しげる、永井豪、そして大友克洋などと、この世に普遍的な大作を残してきた漫画家たちの作品を読み、非常に影響を受けた。

しかし、活字だらけの本を読むのはとにかく苦手だった。そんなボクが意識的に本を読み始めたのは27歳ごろだろうか?苦手なことを克服するために無理して読んでいたわけだが、そうしたら大きな気付きがあったことに気がついた。それは明らかに漫画から得られる情報とは全く違ったベクトルの気づきがあったのだ。そんなことがあり、本が苦手なことは今でも全く変わらないが、それ以降積極的に本を読むようになった。

そんなボクが書籍を作ってみたいと思ったのはオーストラリアにいるときだった。2012〜13年頃だったと思うが、この時は苦手なりに年に100冊ほどの本を読んでいた。AmazonからリリースされたKindleのお陰でオーストラリアにいても日本語書籍に困ることなく読めたのだ。ボクはこの体験に強く感動をしたし、加えて自費出版が出来るサービス、Kindle Direct Publishingにも興味を持った。この時、いつか自分も本を出版してみよう!と考えるようになったのだ。

それから約7年。2020年に40歳になったことを口実に『40th Century Books』というレーベルを立ち上げ、Kindle電子書籍のリリースを開始した。

パパの子育て事情(仮) (2024年リリース予定) 

本書は敢えてパパ側からだけの子育てについての想いをインタビューした内容となっている。

筆者がパパになったことで気になった各家庭事情。皆さんそれぞれパパとしてでどのような想いで子どもを育てているのか気になったため、本書を制作してみることにした。

パパ側からだけの偏った子育てについてまとめることは時には大切だと思っているし、こうした自主制作だからこそ作れるものでもあると感じている。そして、パパ側だけという偏った意見によってある種のカオスが生まれる可能性をボクは否定してはならないとも感じている。

なぜなら世界の構造はカオスという混乱を、ノモスで制御し、コスモスで正していくという考えがあるからだ。空気を読むことを正義とする昨今では、事のはじまりであるカオスさえ起こそうとしない文化が蔓延っているように感じる。「誰も傷つけない笑い」がまさにそれを象徴しているように感じるが、誰かが笑うならどこかで誰かは必ず傷つく…ボクはそのように思う。光があたれば影は必ず出来るし、表があれば必ず裏があるからだ。東から太陽が昇るなら西に沈むことと同じなのだ。

子育ても同じだと感じている。パパの考えがあればママの考えが当然あるだろうし、どちらが頑張っていて、どちらが正しいというわけではない。要はバランスの問題なんだと思う。だから時には正していくためにカオスは必要だし、カオスが子育てのエネルギーの源となることがあっても良いと思っている。

本書は世の中のパパに読んで頂きたいと同時に、是非ママにも読んで頂き、時にはホッとしたり、時にはイラッ(笑)しながら、自分の家庭と照らし合わせ、良い子育てライフを育んでもらえたら幸いに思う。

2024年リリース予定!

 

ひとつのコトを成し遂げるために必要な7年

本書は、著者が2013年に立てた計画「どこでも仕事ができるスタイル」を、カメラというツールを使って確立した体験を元に、「選ぶ」「撮る」「出す」「見せる」「見る」「籠もる」「覆す」といった7つの項目と、今まで撮ってきた写真とともに紹介した内容となっている。

テクノロジーの進化によりあらゆるモノが情報化していくこの時代に、ひとつの計画を立てて目的を持ち、それを達成するためには一体どれだけの時間をかけてやる必要があるのだろうか?

GoogleやYouTubeで調べれば、あっという間に知りたい答えが見つかり正解へとたどり着くことができる。昨日まで分からなかった多くのことが瞬時に分かるようになり(分かった気になり)、下手したら明日から誰でもクリエイターと名乗れてしまう恐ろしくも大変面白い時代にボクたちは生きている。

「愚直に時間をかけて学んでいくことなんてバカらしい…とにかく時短だ!」と考える人が非常に多いのかもしれない。あらゆるモノが情報化している世の中ゆえにそうした事実はボクもあると感じる。この時代に寿司職人になるために裏方ばかりやっていたら伸びるものも伸びないし、ボクだったら絶対にできる限りの工夫をして、最短距離で寿司職人になるように努力をするだろう。

しかし、どんなに時代が進もうとも「時間をかける」「時間をかけた」とコトへの概念や本質は絶対に変わらないはずだ。たとえ最短距離で努力して寿司職人を目指していようとも。

「年始にいつも計画を立てるけど、それを達成できた例がない」「計画を立てるけどいつも中途半端に終わらせてしまう…」なんて人は、想像以上に多いのではないかとボクは感じている。

本書は目的を達成したいけど出来ない方々へ向けて制作をしてみた。もしあたながそれらに当てはまるのなら、是非一度読んでみてほしい。計画と目的と7年後の自分を想像しながら。

ひとつのコトを成し遂げるために必要な7年

 

現代を生き抜くサバイバルアイテム40

「あなたのサバイバルアイテムは?」

本書は、日本の限界集落と言われるいわゆるド田舎に暮らしながら、映像制作やフォトグラファーなどのマルチクリエイターとして現代をサバイブしている著者が、40歳になったことを良いことに厳選した40のサバイバルアイテムを紹介した内容となっております。

サバイバルアイテムと言っても何も特別なアイテムはほぼなく、誰でも簡単に手に入れることの出来るアイテムばかり。その誰でも手に入るアイテムたちを使ってどのようにサバイブしているのかを書き綴ったのが本書なのです。

いわば「あなたのカバンの中身は?」ならぬ、「あなたのサバイバルアイテムは?」と言ってしまっても良いのかもしれません。

本書をサバイブするための参考書として使って頂くのも良いですし、ただ単にアイテムだけ見て楽しむのも良いでしょう。また啓発的な要素も含んでおりますし、何よりボクはフォトグラファー。写真集としてもお楽しみください。

現代を生き抜くサバイバルアイテム40