ライフ, 釣り

不味いと言われている魚『ダツ』を食べてみたら…

こんにちは。
限界集落に住む映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。

先日、いつも行くサーフに釣りに出かけた時に、全く知らない釣り人さんが大きな魚を釣っていました。

遠目から見て『サワラっぽいな…』と思い、近くまで声をかけようとよってみると、サワラではなくダツ。

『サワラだと思ったんですけどねー、残念でしたね…』なんて声を掛けて、離れようとしましたが、ここで『待てよ?』と。

折角だからダツを頂こう!ということで頂いても良いか?と聞いてみると『どうぞどうぞ!』との返答が。

ということで、ダツを頂いてきました。

…というのも、ダツは基本的にリリースされる魚

リリースされる理由としては、美味しくない魚と認識されている傾向があるのですが、釣り人が美味しくないと認識している場合は大概間違っていることが多いのです。

なぜなら、ボクは今までそうした不味いと言われている魚を散々食べてきまして、不味かったことは滅多にありませんし、不味いという理由は魚自体ではなく、魚が育っている環境だったり、個体差にあるのです。

なので、一概にこの魚は不味い!という意見は完全に間違っているということが出来ますし、『この魚は不味いからリリースしよう…』といった釣り人の大半は、実は食べたことがない人たちばかりです。

なぜならそうした人たちに話を聞くと『食べたことはない』とほぼ言いますから。

食べたことがないけど、不味いのを知っているとは非常に不思議です(笑)

要は、情報ばかりが優先して、事実を蔑ろにしてしまうことは魚釣りに限らずありますが、そうした状況はいかがなものかと常々思っているため、今回そんな確認も兼ねてダツを頂いてきたのです。

 

目測だと1メートルはないけれど、90cm強といった所でしょうか。魚としてはデカいですが、ダツとしては普通ぐらいです。

因みに数年前に一度だけダツを食べたことがあります。

その時は干物にしましたが、味はいたって普通。美味しくもなく不味くもないといった感じでしたね。

どちらかというと塩味で旨味が凝縮してて美味しかった記憶はあります。

 

今回は刺身にしてみました。

ダツの味をダイレクトに味わうためにはやっぱり刺身しかありません。

毒があるわけでもなさそうでしたし。

で、食べてみた感想は、率直に美味しい!

ボクは刺身なら脂の乗ったブリやハマチが大好物。それに比べてダツは全く脂は乗っていません。

なので物足りない感は正直否めませんが、それでも美味しく感じるほどです。

タンパクながらも上品な白身といった味でもあるため、この手の刺身が好きな人は非常に好きでしょうね。

 

他にも蒲焼き丼にしてみたり、天ぷらにもしましたが、これも非常に美味しかった。

刺身よりも火を通した方が圧倒的に美味しく感じましたね。

身自体の質が良いのだと思います。程よいハリとフワッとしており、タンパクな白身なのでこちらの味付け次第でどうとでも化けてくれるのです。

 

これほどまでに美味しいとは思わなかったダツ。

なぜリリースするのが当たり前になったのか?リリースされるのは想像出来なくもないのですが、こんな美味しい魚をリリースするのは如何に情報がどこかでねじ曲がってしまった結果であり、その情報を鵜呑みにしている人たちばかりなんだろうなと思った次第です。

モンスターをハンティングしにいくオンラインゲームなどを面白いと感じて夢中になっている人々が多い昨今、釣り人とは仮想世界ではなく現実にある海に立ち、自然から得られる確かな一次情報を受け取れる人間だと思っています。

そんな人間だからこそ、ボクは正しい情報を発信していきたいのです。