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20mmレンズとモノクロ写真は相性良いかもね

徳島県で映像クリエイターとして活動をしている、DAISUKE KOBAYASHIです📷

先日行われた、阿波おどり2023。

娘を連れて一時間ほどだけ行ってきました。

かなりの人出で、政治的な問題はさておきコロナ以前の阿波おどりに戻ったかのような感覚に陥いるほどでした。

インフルエンサーを呼ぶという非常に安易な取り組みをしていましたが、これが良くも悪くも作用したのかもしれませんね。

だとしたら笑ってしまうぐらい単純ですが!

ボクは長居したいなと思いながらも娘を連れてだったので、歩ける範囲をサッと回って帰ってきました。

で、娘を肩に抱っこした状態なので撮影どころではありませんが、ここで執念強く写真を残したくなるのがカメラマンの心情。

そんな訳で一応カメラを持って行っていましたが、付けていたレンズは20mm。

カメラのことを知っている人間ならすぐにお分かり頂けますが、完全に持ってくるレンズを間違えてしまいました(汗)

意気込みとは裏腹に撮ったショットは3枚のみ。トホホ…

その内の一枚はこれ。

なんとなく撮ってみたものの、現場ではなんか違うなと思ってすぐにバッグに仕舞ってしまったのですが、帰って現像してみるとこれがなんとも良いショットで驚きました。

そして今までモノクロとして写真を表現したことがなかったのですが、この写真はモノクロだと思い試しに現像してみたところ案の定良かった。

こんな雰囲気で撮れるとは思ってもおらず…もっと数撮っておけば良かったかもな〜なんてちょっと後悔していますが、これ一枚だけだから良かったと感じているんだ!ということにしておきます。

こうしたイベントとなると主役になるのは踊り子。いわゆる阿波おどりを踊っている連の人たちを撮ることに多くの人はフォーカスしますし、そうした写真もある意味では素敵かもしれませんが、ボクは阿波おどりを俯瞰して見れる写真や映像の方が好きだったりします。

なぜなら、その方が多くの想像が出来て見ていて面白いから。そして普遍的に残るモノはそうしたモノだと感じているからです。

逆を返せば、踊り子ドアップの写真など、一時的に残っても普遍的には残らないモノばかりのはずです。

残るかもしれないけれど、時代性は残りません。

そんなこともあり、ボクは今まではHelioss44-2のオールドレンズを中心に使って、時代性の残る映像を撮ってきたりしました。


参考までに、昨年2022年に撮った映像がこちら。

徳島市唯一の百貨店SOGOが潰れ、amicoに変わってからの阿波おどり。

そして時代はまだコロナ禍。そんな様子を上手く残せたのではないかと感じています。

 

しかし、こうして20mmの広角レンズと撮ってみた写真をこんなにも良いと感じるということは、20mmをそうした使い方として使って行っても面白いかもしれないし、20mmに限らず35mm、もしくは24mmでもっと撮っても良いな…なんて感じています。

なんて思いながら、今日は写真集の教科書的存在、ロバート・フランクの「The Americans」をじっくり読もうと思います。

YouTubeやインスタグラムでインスタントな動画や写真が山のように増えた昨今、42歳の一人のクリエイターとして普遍的に残せるモノは一体なんだろうと日々考えています。