ライフ, 映像

映像制作の音質レベルアップのための機材『ZOOM H4n』

こんにちは。
映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。

先日、映像制作についての『音』の記事を書きました。
映像制作をする際には撮れる画以上に『音』に気をつけてはいるつもりではありましたが、音に対して、より自分の知識や技術を深いものにしようと今ボクは考えています。

そんな訳で音撮り機材が何か一つ欲しくなり、試しに購入してみました。

▲ZOOM H4n

こちらハンディレコーダーとしてはかなり定番のようで、映像クリエイターなら多くの方が持っているのではないかと思われるぐらいの定番っぷりです。特に海外の方が多く使っている印象を受けておりまして、アメリカでのハンディレコーダーのシェア率は2割というからスゴい!

ZOOM H4nProという、ブラックで統一された新しいモデルが現行モデルとして発売されていますが、軽く下調べした所そこまで違いが分からなかったというのと、一先ず定番となったモデルを使ってみたかったため、古いモデルのZOOM H4nを購入してみましたのです。

ボクはしばらくZOOMのモノではなく、もう少しコンパクトなTASCAMのハンデイレコーダーを使用してきておりましたが、こちらではハンディ使用にした時に、ボディのプラスチック音が音撮りの際に共鳴してしまい、なんとも言えない安っぽい『プラスチック音』が撮れてしまう感じが否めませんでした。

なので、基本的にはRODEのラベリアマイクのオーディオ・インタフェース用として使っていました。主にインタビュー用ですね。なのでハンディレコーダーとして使うことは滅多になく、何か自分に丁度良いハンディレコーダーは無いかなと思っていた所だったので、そんなこともあり、ZOOM H4nに乗り換えてみたというわけです。

音、抜群です。

…で、肝心の音ですが、先日試しに声やドラムの音なんかも撮ってみました。まだじっくりと触れている訳ではありませんが、かなり良い印象を受けています。ドラムの爆音にも音割れせずに録れていましたしね。


▲サンプルにどうぞ。カメラはSONY a7s3 レンズSIRUI 24mm/F2.8。

24bit/48kHzで撮れるため、素材はある程度編集をしても融通が効きそうです。もう少し音に厚みを出したいって時にも多少無理をして厚みを出すことが出来そうな感じがありますね。ボクは音編集ソフトはAdobe Auditionぐらいしか扱えませんが、軽く触ってみた所そんな印象を受けました。因みにサンプルは一切いじってはいません。

マイクはステレオ指向性マイクとなっていまして、90度から120度に回すことが可能なので、広く音を録りたい時にはめちゃ便利。

来年の最初のお仕事撮影は、4人ぐらいが集まってお話をする映像と声を抑える必要があるのですが、その際にもかなり使えそうだと感じています。

ただ、やはりマイクは離れれば離れるほど、音質がよく無くなる…というか中抜けみたいな?という表現が正しいのか分かりませんが、そんな印象があるため、その辺りは編集でどこまで出来るか?といったところですね。こういった場合にはロケハンして実際に録ってみて、帰って実際に確認して、編集してといった作業が重要です。現場の空間によって撮れる音は全く違いますからね。

同じ機材だからと言って、いつも必ず良い音で録れるなんてことはありません。ケースバイケースで経験を積んでいくのが最良です。

…とは言っても、24bit/48kHzで録っておけば、ある程度のホワイトノイズはAdobe Auditionでなんとかなるような感じです。

終わりに

ということで、今回試しにZOOMのH4nを購入してみましたが素晴らしいですね。定番と呼ばれるだけのコトはあります。そして今更ながらですが定番モデルの音を実際に確認出来て、それだけでも買って良かったように思います。

またこちら、4チャンネル録音やオーディオインターフェースなどにも使えるため、ファンタム電源でのマイク録音することでより良い音で収録可能になるため、可能性はまだまだありますし他の機能も試す価値がありますね。

音は映像以上に沼のような気がしています(笑)

 

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